2021-2022のVリーグも終盤に差し掛かっていますが、今シーズンの話題としては昨年のオリンピックにも出場した早稲田大学3年生の大塚選手の入団です。
そして筑波大学3年のエバデダンラリー選手、更には筑波大学への進学が決まっている210センチ高校3年生の牧選手も入団も発表されました。
ご存じない方は以下の記事をどうぞ。
大学4年のインカレが終わってからという暗黙の了解に風穴を開けることになった今回の入団発表は今後他チームへ波及していくことでしょう。
さて、3選手の入団発表を見て、そもそもパナソニックパンサーズはすでにそれなりの人数がいた気がするけど実際はどうなのか、世代交代ってどうなっているのか気になったのでまとめてみました。
メンバー構成
登録選手は23名。
ベンチ入りは14名のためベンチ外が9名になります。
他チームを調べたわけではないですが、比較的多い印象です。
サントリーのようにV2チームにレンタル移籍を行っているわけではないので、ベンチ外選手はなかなか試合勘を養うのが難しいように感じます。
出身大学
パナソニックパンサーズといえば中央大学という勝手な印象がありましたが、現在は筑波大学がトップです。
兒玉選手以降、多くの選手が加入しています。
牧選手の異例な受け入れの状況を鑑みてもかなり連携を行っているのでしょう。
年齢構成
所属選手の年齢構成は以下の通りです。
年齢は2022年度ベースです。
尚、太枠はOH・MB・OPについてはポジションごとに総得点が多い選手、S・Lについては出場セット数が多い選手としています。
OH
・シーズン途中からクビアクの対角に大塚が入った。大塚は大学生らしからぬ働きをみせているが、卒業後は海外に行く可能性ありか。
・その後としては仲本に期待か。ここ2大卒で獲得していないため、来年の獲得はあり得るか。
MB
・レジェンド白澤はいるものの、小宮以下で5人という潤沢な布陣。
・エバデダンも早速出場機会を得ており、卒業後もそのまま入団となれば数年は安泰か。
OP
・V1の中で数少ない日本人OPを育成しているチームである同チーム。同期の福澤が引退した清水はいつまで続けられるのか。
・清水引退後、大竹1枚というわけにはいかないため、牧をOPとして育てるのか。とはいえ日本バレー界のことを考えると牧もいずれ海外で羽ばたくことを考えると、そろそろ大卒OPを獲得してもいいタイミング。
S
・実は同チームにおいて一番競争が厳しいポジションかもしれない(過去には関田も在籍)。
・次世代は牧山、中村の2人がしのぎあいながらどちらかがスタメンを勝ち取っていくのだろう。
L
・引退しそうでしない、そしていつまでのトッププレーヤーでスタメンをはり続ける永野。
・次世代は伊賀と新卒の伊藤の戦いとなりそう。3年後にもう1人ぐらい獲得してもいい気がする。
まとめ
大塚、牧両選手がいずれ海外に行く前提だとする補強の優先順位が高いのはOHとOPのように感じます。
OHだと中央大学の藤原(北嵯峨高校)、筑波大学の垂水(洛南高校)が関西出身ということもあり、候補になるでしょうか。
VリーグでOPを担える選手はなかなかいないですが、早稲田大学の山田(清水桜ケ丘高校)が候補でしょうか。
いずれにしても伝統に風穴をあけたパナソニックパンサーズにこれからも注目です。