京大卒・元Vリーガーのバレーボールつぶやき

Vリーグで4年間バレーボールしていました(東京ヴェルディ・千葉ゼルバ). 1987年生まれの194センチで、大学は工学部で土木が専門でした。 得意なプレーはブロックで、V3でブロック賞の受賞経験ありです。 社会人になった当初はクラブチームでバレーしていました。 バレーボールを中心に思ったことつぶやきます。

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【Vリーグ・V2】2019-2020シーズンまとめ

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 毎週お届けしていたVリーグ・V2の結果報告ですが、コロナにより全試合の結果を待たずに終了となりました。
遅くなりましたが結果の振り返りと各チームの成績をまとめてみました。


順位

  1.富士通   19勝  1敗  57ポイント 

  2.ヴォレアス 19勝  1敗  55ポイント 

  3.埼玉    13勝  8敗  38ポイント 

  4.トヨタ   12勝  6敗  38ポイント 

  5.大同特殊鋼 12勝  8敗  35ポイント 

  6.三重    12勝  8敗  31ポイント 

  7.つくば   10勝11敗  34ポイント 

  8.警視庁   10勝11敗  31ポイント 

  9.きんでん    6勝14敗  19ポイント 

10.ヴェルディ   3勝17敗    9ポイント 

11.兵庫      2勝17敗    7ポイント 

12.長野      2勝18敗    6ポイント  

 

富士通カワサキレッドスピリッツ


順位 1位
アタック決定率 1位
バックアタック決定率 3位
ブロック決定本数(1セットあたり) 2位
サーブ効果率 8位
サーブレシーブ返球率 6位
出場セット数上位3名(全69set)小林68set 栁田66set 浅野64set

なんといっても栁田#4でしょう。
昨年までは引退した中川と交代で出ていましたが、今年は完全に一本立ちしました。

決定率5位、総得点4位は素晴らしい成績です。
またリベロ小林もリーグを通じての出場は始めでだったかと思いますが、守護神としてチームを支え、サーブレシーブ1位を獲得しました。

センター陣も素晴らしい安定感です。

岡村#10はアタック決定率1位(60.7%)、ブロック4位、加藤は規定打数に足らないものの56%の決定率でブロックも2位となりました。

年齢的にもまだまだ伸びる選手が多く、来年にも期待が持てます。

優勝おめでとうございます。

 
ヴォレアス北海道

順位 2位
アタック決定率 2位
バックアタック決定率 1位
ブロック決定本数(1セットあたり) 1位
サーブ効果率 2位
サーブレシーブ返球率 2位
出場セット数上位3名(全70set) 白石70set 佐々木65set ハン55set

富士通との直接対決を残して2位となりましたが、層の厚さはV2の中でズバ抜けていました。
ミドルは田城兄弟とハン、オポジットは古田と張、セッターは辰巳と本澤、サイドは佐々木をほぼ固定し、戸田と家近。
土日でメンバーをガラッと替えてくるあたりで上を目指している感が伝わってきました。

そしてヴォレアスはなんといってもブロック。組織としての動きはもちろんですがサイドブロッカーも1枚で勝負できます。セッターである辰巳も高いブロック力を誇り、富士通戦でもきっちり結果を残しました。

またサーブはいつでも攻めるスタイルでサーブ得点ともに失点ともに1位でした。

今のバレーの流行である4枚攻撃に対してサーブを攻めることで1枚でも枚数を減らし、ブロックで仕留めるという戦略ですね。

とはいえ20点以降は入れに行きたくなるものですがチームとしての方針が徹底されている印象です。

 

埼玉アザレア


順位 3位
アタック決定率 5位
バックアタック決定率 2位
ブロック決定本数(1セットあたり) 4位
サーブ効果率 5位
サーブレシーブ返球率 4位
出場セット数上位3名(全81set) 川崎81set 浜田76set 加藤・小島・石井75set


アザレア史上始めてV2で3位となりました。
昨年からほとんどメンバーは変わっていませんが、チームとしての安定感が増したように見えます。
攻撃の安定感に加えて、ディフェンスが特に良くなりました。
高いミドル佐藤#5が加入したことにより持ち前のレシーブに磨きがかかりました。
攻撃については石井のキレ味がUPしました。
パワフルでありながらも速いトスも打ちこなすスタイルは他チームを悩ませました。

各項目も5位以上とチームとしての安定感が解見えます。

チームを長く支えてきた林#16の退団が発表されました。

そこをどう埋めるのか、来シーズンもまた注目です。

 

トヨタ自動車サンホークス

 

順位4位
アタック決定率 6位
バックアタック決定率 7位
ブロック決定本数(1セットあたり) 4位
サーブ効果率 9位
サーブレシーブ返球率 3位
出場セット数上位3名(全63set) 吉岡63set 上坂61set 福島60set
唯一ヴォレアスから白星を勝ち取りました。
年明けに松下#13の怪我or体調不良による欠場から黒星が増えましたが、4位で終了できたことは素晴らしいです。

結果的に4試合残していたのが痛かったですね。
新人の西村#1、新セッター上坂#18がスタメンに定着し、結果を残しました(西村は新人賞)。
個人的には森本#5が去年よりパフォーマンスが落ちたのが残念です。

まだまだ実質大学生ぐらいの年齢の若いチームですので、身体的にもまだ伸びることが期待されます。

 

大同特殊鋼レッドスター


順位 5位
アタック決定率 4位
バックアタック決定率 6位
ブロック決定本数(1セットあたり) 9位
サーブ効果率 4位
サーブレシーブ返球率 5位
出場セット数上位3名(全79set) ニ五田71set 田中63set 長谷川55set
チームの顔であった久保田の移籍(大分三好へ)がありましたが、上位に食い込んでくるあたりは地力があるということですね。
昨年に比べてメンバーが試合ごとに違っていたのはどのような意図かはわかりません。
そんな中でも長谷川#9と田中#4のコンビは今年も抜群でした。
伊澤#1、ニ五田がエースとして安定感が増せば更に上も見えてくるでしょう。

ミドルを中心とした組織的なブロックが来年の課題です。

 

ヴィアティン三重


順位 6位
アタック決定率 9位
バックアタック決定率 9位
ブロック決定本数(1セットあたり) 8位
サーブ効果率 6位
サーブレシーブ返球率 1位
出場セット数上位3名(全80set) 田中・大浦坂80set 米村74set 長谷川・茶屋道・中村73set

V2初参戦で6位は大躍進です。

派手さはないもののとにかく諦めない、なんとか自分たちの流れにもっていくまで粘る、来た流れを逃さない、そんなチームです。

とにかくフルセットにめっぽう強かったです(5戦5勝)。

数年ぶりに見た茶屋道#15のブロックの動きが抜群に良くなっていました。

サーブレシーブはなんとジャンプサーブでも2人でやっていたにもかかわらず1位を獲得。

その両翼の1人であるキャプテン田中#1が今シーズンをもって退団となります。

その大きな穴をどう埋めるか、またライトのトスが若干短い傾向にあるところはまだまだ改善の余地ありです。

 

つくばユナイテッドSunGAIA


順位 7位
アタック決定率 3位
バックアタック決定率 5位
ブロック決定本数(1セットあたり) 7位
サーブ効果率 3位
サーブレシーブ返球率 9位
出場セット数上位3名(全76set) 野島76set 小針73set 奥村72set

奥村#3をオポジットで起用したシーズンでした。

廣瀬#5の加入もあり期待されたシーズンでしたが、連勝としたと思えば連敗となかなか波に乗れないように感じました。

データ見るともっと上位に食い込んでよいはずですがデータに現れない部分の差があるのでしょう。

スタメンの平均年齢もあがってきていますので、若手の台頭も期待されます。

 

警視庁フォートファイターズ


順位 8位
アタック決定率 7位
バックアタック決定率 10位
ブロック決定本数(1セットあたり) 3位
サーブ効果率 7位
サーブレシーブ返球率 7位
出場セット数上位3名(全82set) 吉澤82set 伊藤81set 河西79set 

昨シーズンからのギャップという意味では今シーズン最も苦しんだチームではないでしょうか。

昨年の3位から順位を落とす結果となりました。

引退したレフトの穴が埋められず、2人で回していたオポジットも怪我で1人になり、厳しい台所事情でした。

中道がサイド復帰するなど終盤に形を見いだせてきただけに中止は悔しいでしょう。

そんな中、大野#5 が素晴らしい活躍を見せました(アタック決定率2位、ブロック3位)。

対角の阿部も高い決定率を残しており、来シーズンもセンター線は安定しそうです。

 

きんでんトリニティーブリッツ


順位 9位
アタック決定率 5位
バックアタック決定率 10位
ブロック決定本数(1セットあたり) 8位
サーブ効果率 1位
サーブレシーブ返球率 8位
出場セット数上位3名(全82set) 和治82set 長濱81set 毛利80set

こちらも怪我に苦しみました。岡本#1や黒木#2などきんでんの屋台骨たちが出れない試合が続きました。

そんな中で和治#17がフルセット出場を果たし、昨年内定選手として活躍した小林がフル稼働し総得点1位も獲得しました。

内定選手の庄司#6も早速スタメン出場を果たしました。

毛利#11もそろそろいい年齢になってきましたのでそろそろ後継者を見つけなければならないですね。

 

東京ヴェルディ


順位 10位
アタック決定率 10位
バックアタック決定率 11位
ブロック決定本数(1セットあたり) 11位
サーブ効果率 10位
サーブレシーブ返球率 11位
出場セット数上位3名(全76set) 與崎73set 山下69set 田中66set

昨シーズンに続きなかなかスタメンが固定できず苦しみました。

そんな中ベテランの與崎#1が奮闘、昨年は怪我に悩まされた山下#14がフル稼働、宮田#4のスタメン定着など、良い部分が見えてきました。

ホームゲームで警視庁を破るなど一矢報いる場面もありました。

渡辺#26や田中#17、蔵田#20などの若い戦力も活躍していました。                                                                                                                     

チームとしての組織力をどう高めていけるかと澤#12の飛躍が下位脱出のカギになりそうです。

 

兵庫デルフィーノ


順位 11位
アタック決定率 11位
バックアタック決定率 8位
ブロック決定本数(1セットあたり) 12位
サーブ効果率 12位
サーブレシーブ返球率 12位
出場セット数上位3名(全67set) 西澤・中野66set 田中58set

V2昇格後初のリーグ戦は11位という結果に終わりました。

例年以上に大学生の割合が大きく、サイド3人が内定選手というシーンもありました。

練習機会も限られて、合流間もないということでまだまだ個人技での戦いとなっていましたが、練習を積み重ねることで組織としての力がついてくると思います。

兵庫の課題としては加入、退団が多いことです(ヴェルディもですが)。

継続的に選手でいられる運営体制もV2で勝っていくためには必要になってきます。

 

長野GaRons


順位 12位
アタック決定率 12位
バックアタック決定率 12位
ブロック決定本数(1セットあたり) 5位
サーブ効果率 11位
サーブレシーブ返球率 10位
出場セット数上位3名(全73set) 石坂72set 鰐川・酒井67set

最下位という悔しい結果に終わりました。

兵庫同様多くの内定選手が加入し、スタメンを勝ち取っています。

結果はすぐにはついてきませんがチームとしての若返りの意識が見られます。

中でも鰐川#2がブロック賞を獲得しました。

昨年はどちらかというとスパイクの印象が強かったですが、他の上位チームを抑えて見事獲得しました。

若いチームですので来期に期待ですね。

(余談ですが酒井#18は高校の後輩でした。もちろん面識はないですが。)

 

最後に

 

今シーズンはじまる前に開始した本ブログをなんとかシーズン通して書ききることが出来ました。

V2というなかなか伝わりづらいカテゴリーだからこそV1以上に関係者が発信する必要があると思います。

勝った負けただけでなく、普段の取組や意思を選手やチームから発信しつづけることが重要です。

相手があることですので結果だけ見ると全てのチームが強いチームにはなれません。

ただ、強くなろうとすることはどのチームでも可能です。

自分には出来なかった頑張りを選手に映しこんで応援する人も多くいるのではないでしょうか。

そのような意識から日本のバレーをかえていくこともできるのではないでしょうか。