2019年末から2020年始はハワイに行ってきました。
ハワイは通算4回目ですが、ギャラリアやアラモアナショッピングセンターで毎回見かけるのがヒルトンバケーションブースです。
タイムシェアという商品を売っているようで全く興味はなかったのですが、話を聞けば商品券をもらえるということで聞くだけ聞きに行きました。
タイムシェアとは
ハワイやラスベガスなどのコンドミニアムやホテルタイプの部屋を1週間単位で購入するというものです。
以下のサイトにわかりやすく書いています。
1週間分ですので200-400万円程度で所有できます。
1週間分相当のポイントをもらえることになるので、購入した物件以外でも利用可能です。
またポイントを消化した後でもかなり割安に泊まることができる特典がついています。
(少なくとも話を聞いたヒルトンは)
検討結果
一応検討はしましたが、結局買いませんでした。
理由は以下の通りです。
タイムシェアへの知識があまりにも少ない。
タイムシェアの存在は知っていたものの、どのような商品が流通していて、どのようなメリット、リスクがあるのかを全く把握していなかったです。
当日2時間にわたって説明を受け、一通りは理解したものの、先方は当然ながら商品を売りたいので、基本的には「絶対買った方がお得」というトーンで説明してきます。
それが逆にリスクが見えなくしているような気がして躊躇しました。
営業マンはきっちりリスクを開示して、提案するのが大切ですね。
不動産保有リスク
タイムシェアは52分の1とはいえ不動産を保有することになります。
地震や津波の災害リスクや大規模建築物ゆえの修繕コスト、建物が老朽化した際の建替コストならびに建替に至るまでの意思決定、ハワイという土地のマーケットバリューが挙げられます。
ましてや外国の不動産ですので、アメリカという国がどうなるのか、というリスクもあります。(日本ではかけなくてよいコストも必須になったり)
不動産保有リスクは日本であっても多くあります。
それを一旅行者としてしか知らない状態で保有するのはリスクが高いと判断しました。
買うならもう少し入念に調べないとですね。
ランニングコスト
先ほどの保有リスクに繋がりますが、予測ができないランニングコストも躊躇した原因です。
ランニングコストは管理費として発生します。
管理費の中には修繕費、修繕積立金、各種保険、固定資産税、ヒルトンの年間会員費用等が含まれています。
契約内容によりますがだいたい年間数万円から20万円ぐらいでしょうか。
あくまでの現時点での費用なので、今後固定資産税の上昇、建物経年劣化による修繕費積立金の増、災害発生後の保険費用増などは未知数です。
変動するという説明はありましたがら変動の幅までは不明ということでした。
海外旅行という財布が1番緩んでいる状況での意思決定
海外旅行は財布の紐が緩みます。
「せっかくの旅行だし」ということで普段はしない買い物、食事をすることがあるかと思います。
それについては悪いものではなく、旅行を楽しむ上で必要なことだと思います。
但し、そんな状況で高額で、今後も継続的に費用が発生するような物品購入は判断が鈍ると感じました。
帰国しても尚必要だと感じれば次回かなんらかの代替方法で購入
こんな人なら使いこなせる
タイムシェアの施設(ヒルトンやマリオット等)がある場所に年に3回以上旅行に行っている人
ポイント以外にもホテルを割安で宿泊できる特典があるので、かなり有効に利用することが出来ると思います。
毎年旅行の時期と行先が決まっている人
仕事の関係で毎年時期が確定している人にはおすすめです。
特に閑散期に決まっていることが重要です。年末年始等はもちろん高額な商品となっています。
最後に
いかがでしょうか。
私は購入まで踏み切れませんでしたが、購入している方も多くいらっしゃいます。
十分検討して自分に合った意思決定を行いましょう。