2019M-1グランプリを優勝したミルクボーイがコンフレークや最中ではなく、バレーボールでネタしたらどんな風になるか妄想してみました。
「うちのオカンが好きなスポーツがあるらしいやけど」
「そうなんや。」
「でも名前が思い出せへんねん」
「ほなおれが一緒に考えてあげるから特徴教えてみて」
「6人か9人が1チームでコートに入って、ボールを落としたら点を取られるねん」
「そらぁバレーボールやわ。コートにそんな大勢入ってボール落としたらあかんスポーツはバレーボールしかあらへん。すぐわかったよこんなもん。」
「相手との間にネットがあるねんけど、高さは腰高ぐらいやねん」
「ほなバレーボールと違うか。バレーボールの成年男子やとネットの高さが243cmあるから。小学校2年生の身長ぐらいの高さちゃうねん。もうちょっと詳しく教えてくれる?」
「ボールは青と黄色が主流らしい」
「そらぁバレーボールやないかい。広島にあるミカサが世界中のボールつくってるねん。モルテンっていうライバル会社も広島の会社やねん。両社たまに形がかわるねんけど、対応するん大変やねん。」
「俺もバレーボールやと思っててけど、パロプロっていうゲームにもなってるらしい。」
「ほなバレーボールと違うやないかい。パワプロは単なる対戦だけでなく、サクセスで選手をつくったり、ペナントレースを戦えたり、高校の監督になれたりする素晴らしいゲームやけどな。むしろバレーボールでもそんなゲームをつくってほしいわ。もうちょっとなんか言ってなかった?」
「上背はないけどジャンプ力が持ち味の主人公の漫画が流行ってるらしい。」
「バレーボールやがな。ハイキューっていうのが流行っていて、バレー界を支えているで。バレーボールや、そんなもん。」
「その漫画の名ゼリフに右手はそえるだけっていうのがあるらしい。」
「ほなバレーボールちゃうやないか。バレーボールはボールを叩かなあかんねん。たぶんそれは赤髪のバスケットマンが主人公の漫画のセリフやわ。ほかにはなんか言ってた?」
「ママさんがよくやってるらしい。」
「そらぁバレーボールやわ。みんな平日の夜に週一回子ども連れて学校の体育館で練習してはるわ。ママさんバレーの試合会場は志摩スペイン村より活気あるで。」
「ジャッカルっていう技があるらしい。」
「バレーボール違うわ。ネットを挟んでるから接触することもないし、寝転んでる相手からボールを奪いに行くシーンが考えられへん。ってかそもそもボールを持ったら反則やし。ほかにはなんか言ってた?」
「魔女がやるらしいわ。」
「それはバレーボールやわ。昔オリンピックで金メダル取った時の相性が東洋の魔女やったから、おかんは魔女がやるスポーツと勘違いしたに違いない。ほら、バレーボールで決まりや。」
「けどな、おかんがいうにはバレーボールではないって言うてた。」
「ほなバレーボールちゃうやないか。おかんがバレーボールではないっていうたらバレーボールちゃうがな。
「そうやねん。」
「先に言えよ。おれが魔女について話してるときどう思ってたん?」
「申し訳ないなと。」
「ほんまにわからへんがな。どないなってんねん。
「オトンがいうには相撲ちゃうかって。」
「いや絶対ちゃうやろ。もうええわ。ありがとうございました。」
ご自身でアレンジして新年会等でご利用下さい。