バレーボールにおいてこんなチーム写真は正直見たことないです。
みんな違うポーズしているなんて。。。
そんな他とは違う尖ったチームがヴォレアス北海道です。
チーム概要
昨季にV3で優勝し、今季からV2に参戦しています。
その歴史は浅くチーム設立はつい3年前の2016年です。
もともと旭川の出身である池田代表が数年間の関東での勤務を経て、地元に戻った際に地元の活力の無さに驚愕し、バレーボールをきっかけに地域を盛り上げることを目指し設立しました。
設立からは怒涛の勢いで発展しています。2017-2018シーズンよりV3に参戦し、2季連続で優勝し、満をして昇格、今季はV2優勝を狙います。
それを表すように今年のスローガンは「超戦」。
ここまで結果を残しているチームですがバレーで成績を残していることだけがこのチームの凄さではありません。
バレー界初という活動が多く、そこを意識して施策を練っているように感じます。
ヴォレアスが実施したバレー界初の内容の一部を紹介します。
①高額チケット
毎年開催しているホームゲームのチケットはSS席でなんと1万円。
同日に開催されるV1リーグのエキサイティングシートでも7000円であることを加味すると、バレーボールでは一番高い値付けでしょう。
しかし、チケットは高いチケットから売れているようで、いかに集客力のチームであるか、人気のあるチームであるかが伺えます。
②キャッシュレス
ここ数年で一気にキーワードとなったキャッシュレスですが、野球界では2019年シーズン開幕から楽天イーグルスのホームゲームで実施されていますが、実はヴォレアスは昨シーズンから実施しています。
その他には初ではないかもしれませんが、クラウドファンディングやホームゲームで託児所設置したりといった珍しい取り組みも行っています。
戦力としてはV1経験者も多く所属し、外国人選手も2人在籍するチームですのでV2でも上位進出が期待されます。
今季はミドルブロッカーが充実している一方でサイドブロッカーが若干手薄に感じられるので長いシーズンを戦い抜けるかがポイントになるかと思います。
選手紹介
古田#4
V1リーグ東レ、ジェイテクトにも在籍し、全日本の経験もあるキャプテン兼エース。
圧倒的な高さはV2でも群を抜いている。
若手セッターとのコンビネーションを調整できているかがポイント。
加藤#9
豊田合成(現ウルフドックス名古屋)出身のミドルブロッカー。
200㎝のブロックはまさに鉄壁。
ヴォレアス内で一番熾烈なミドルのレギュラー争いに勝利できるか。
佐々木#13
東福岡高校時代に春高を沸かせたサイドアタッカー。
東海大学を中退し、一時保育士をしていたという噂もある。
オフシーズンには手術もし、完璧な身体から繰り出されるパワフルなスパイクに注目したい。
田城兄弟#3&#23
兄弟で同じチームに所属するふたり。
ともにミドルブロッカーであり、とわの森三愛高校→筑波大学出身。
兄はパナソニックパンサーズにも所属していた。
顔はそこまで似ていないので見分けはつく。
張#14
今シーズンから加入した19歳の台湾代表。
台湾でも注目の選手のよう(以下のyoutube参考)。
古田#4とオポジットのポジションを争いスタメンを獲得できるか。
注目の ホームゲームは11月2日からです。
是非足をお運びください。
最後に
「バレーボール」の捉え方が他といい意味で違うように考えているのでしょう。
バレーボールを単なるいちスポーツとして捉えず、大きな意味でエンターテイメントの1つとして捉えています。
このような考え方がチケット価格設定や会場での演出、SNS等での情報発信、その他本チームの活動すべてに現れているように感じます。
このチームを「かっこいい」や「見てみたい」と思う人も多いと思います。自分もその一人です。
それは自然発生的に生まれているものではなく、チームが仕掛けている様々な施策の結果だと感じています。
これからも他の競技や音楽イベント等で使われている演出や手法を用いて我々を魅了することでしょう。
チームの想いはHPのVisionにも表れています。
ヴォレアスはV2リーグで唯一S1ライセンスを獲得しているチームです。
優勝してV1との入れ替え戦が見れるのか、そこにも注目です。